ヤングアダルト

torippi2012-04-23

またいい映画に出会った。
人間をちゃんと見つめて、ときに突き放しながらも、愛を持って描いてある。
だから、本当ならめちゃくちゃ嫌な奴の主人公が、哀しくも愛らしい。
そして、ともすれば、善意の第三者、そして、「悪意のない」人々がとてつもなく
暴力的な発言をしていたりする。という現実も描いている。


そういうことに気がつく人は、この作品にも描かれているように、とても少ない。
(と、感じる。)
だからこそ、この作品の視点を共有できるというのは、観る者にとって、「個人的」
な思いが介入する、とても大切な作品となりやすい。
だから、ディアブロ・コディジェイソン・ライトマンにファンがつくのだろうな。
だから、意外と自分と視点を共有できる人は少なからずいるのだと思う。

決して派手ではないけれど、とても心に残る作品だった。


決してハッピーエンドじゃないんだけど、
彼氏と「いい映画だったね〜。」と、心が充実するような、
とてもいい作品に出会えました!