今日も日本のかたすみで。

torippi2006-09-02

今日は、大学時代にずっとバイトしていたジャズ喫茶の、暖簾わけイタリアンのお店へ。


私がバイトしていたところはといって、いまどきめずらしい、レコードをただひたすら
お客さんに聞かせるお店で、マスターがたった1人でこぢんまりと、下町の片隅でお店をあけていた。


マスター厳選のコーヒー豆で丁寧に煎れたコーヒーと、NYのジャズバーのようだと
マスターが自画自賛していた入り口の階段と、秋吉敏子さんが2回ライブをしたことが
自慢のお店で。
気に入らないお客さん(主に酔っぱらい)がいると、話しが聞こえないふりしたり、
年齢をさば読んでたり、旅行が好きで、勉強熱心で、なぜか女性にモテルマスターは、
昨年の11月にあの世に行ってしまった。


そして、亡きマスターのレコードと、マスターを慕っていた常連さんやプレイヤーの方たちの
想いをついで、マスターの弟さんが元々やっていたイタリアンのお店を、ジャズライブも聴ける
レストランに変身させたのです。

…長くなりましたが!
そして今日はそのお店に、常連でありプレイヤーでありマスターの相談役で、今のイタリアンジャズ38
のスケジュールのブッキングをしている後藤さんと、レコードの管理について話しに、そしてライブを
楽しみに、、行ったのです!

ライブは、チャップリンのスマイルとかセルジオ・メンデスやアリスインワンダーランドや…、
ハーモニカ+ピアノトリオ+ボーカルだったのですが、夏の終わりにふさわしくて、この親子連れもくる
イタリアンのお店にふさわしい、ポップでライトな演奏でした。
しかもチャージ驚異の300円!!オトクでっせ☆


なんだかハーモニカの音って、ひぐらしの鳴き声に似てます。。
そのせいか、後藤さんとのマスターの想いで話しもふくらんでいって、いつしか常連の藤井さんも来て、
マスターも加わって、アルコールも摂取しまくりで(これはいつも通り。)。
いろんな人たちの想いで、持続することって、ありますよね。。

去年の、浴びるように酒を飲んで、盛り上がったマスターお別れ会から1年、今度は一周忌で、また、
賑やかな夕べが、、11月にやってきます。