300

torippi2007-06-16

観てきました。「スリーハンドレッド」。(ねたばれします。)
いろいろいろいろ観なければ。という映画はあったのに、
なぜか選んでしまったこの作品。
なぜか。それは簡単。話のとっかかりが一番つきやすい作品だったから!
「えーっ!!300人がどうやって100万人相手に戦うの〜?!」
「スパルタ?それって、ものすごい過酷な試練を受けたっていうあの兵士たち?」
はしごを観客にガーッて掛けやすくて、かけるのが上手な作品だったから、
ほぼ満席でしたよ〜。
そして、カップル率高し。
下手すればおやじと少年しか来ない映画かもしれないのに〜。
やりますね☆


で、内容はストップモーションと早回しの多様さで魅せる戦闘シーンとか、
少ないけれど、観る人のツボを的確についてくるセリフとか、キメの映とか、
上手だな〜。いいな〜。安心してハラハラドキドキできる。
そして、ジェラルド・バトラーもよかった。
すごく安定感があって、体もよくって。
最後の、裏切り者に刀を向けて、
「そこのお前、一生後悔しろ!」
って、言うとこと。特にかっこよかった〜☆


生き様的には、わたくしの愛読書の1つ司馬遼太郎の「燃えよ剣」の
土方歳三のようで好き。
スパルタの人達って、この映画によれば、生まれてすぐに<戦士になれない>
って判断されたら谷底に捨てられちゃうんですよ〜。
7歳で母親から離されて、ボコボコになぐられたり木で叩かれまくったりして
窮地に追い込まれても屈しない訓練するんですよ〜。
雪降る日も素っ裸で森の中で、知恵を身体能力をたよりに巨大な猛獣と闘わない
といけないんですよ〜。
たいへん!
そんだけの精神力と体力を持って闘う姿は、サラリーマンのストレス発散の一助
になるんじゃないかな。って思います。
あ。でもあの兵士たちの体って本物なのかな。かなりスゴイ体してたけど。


でも、笑えるシーンも結構あったな。
あのイケニエの意味の分からないダンスシーンとか、敵のペルシア王の登場とか
昔の奇形の者たちを従えての戦闘とか「なんだこりゃ!」と、苦笑してしまう
箇所がありました。
凄く際どいセンスです。あと、CGも凄くよく出来ているんだけど、スパルタの
街の閉塞感だけは拭えなかった。
あれがいいっていう人もいるんだろうけど。
あとあと、最後の最後、エンドロールの血しぶきは頂けなかったな。
ゲームっぽくなりすぎ。
アメリカ映画のそういうノリって、学校での銃乱射事件を彷彿とさせて好きじゃ
ないんですよね。。


でも総合的に、ほーっ。と、おもしろかった。笑えた。
ヴィン・ディーゼルの「リディック」とか好きな人はきっと好きだと思いま〜す。