クリスピーおばさん登場

今日は弟の誕生日で、ささやかにパーティーをすることとなり、
妹と一緒に、弟が来月行く野郎5人集アメリカ旅のために、デジカメを購入。
さらに、何かを…。とおもい、
今朝、有楽町に新しくできたイトキア(?)の地下に出来た2号店の
クリスピークリームドーナツに並ぶべ!と思い立ち、雨の中ひとり向かったので
ありました。


以前チェックした時は、夜10時頃で1時間15分待ちだったし、おそらくそれ
以上は待つことになるだろうな〜。と、
ひまわりっ!健一レジェンド」を三省堂で購入して並ぶ態勢に入ったのですが、
1時間待ちという意外に早い感じの看板が。お。ラッキー。と思いながら、
列に入って漫画を読みながら、i-podで音楽を聴きいて並んでいたら、ある地点で
お店のお姉さんが、みんなにあったかいドーナツをくばりはじめたではないですか。
「あー。両手ふさがっちゃうけど、一応もらっとこ!あとで妹とママも来るしな。
これをママと妹に食べさせよう!」
と、もらったドーナツを右手に持ちながら左手で漫画を読み進めていたのですが、
どうしても鼻先に、あま〜いドーナツの香りが…。
しばらく我慢していたものの、弱い自分が、悪魔の自分に負けてしまい、
「ま。いいか!1口だけ食べちゃえ!」
と、ドーナツを1口食べて<うまーい。>そして漫画を読んで<おもろい!>と
悦に入ってニヤニヤしていた時、丁度妹が登場。
「みー。何してんの〜。ケラケラ。誰かと思ったよ〜。1人だけ漫画読みながら
ドーナツ食べてる人がいるからさ〜。」
と。。


そういう訳で、ドーナツボックスを3つ買って、3人でショッピングをして、
実家に帰ったのですが、もちろんボックス(12コ入り)は、ウチだけで食べられるわけ
ではなく、、
1つはアキオ君という弟の同級生のウチに持って行くことにしよう!という話になってました。
といのも、アキオ君のお母さん(母の友人)は、大病を煩っていて、新宿の病院に入院して
いました。そんなアキオ君のお母さんをお見舞いにいった母は、その時丁度1号店が出来た
「クリスピードーナツが食べたいわ…。」というアキオ君のお母さんの言葉がえらく心に響き、
しきりに「あのドーナツをアキオ君のお母さんのところに!!」と、言っていたのですが
実行に移さず、今日に至り、今日そのタイミングをやっと迎えたのでありました。


どうやらアキオ君のお母さんは退院しているらしいとの情報を得た母は、アキオ家とアキオ母
の携帯に電話をしたのですが、繋がらない…。
ただでさえ心配性の母は、「もしかして何かあったんじゃないかしら…。」と、何度も連絡を
とろうと試みたのですが、1時間以上繋がらない…。
弟の誕生日ということも忘れ、ブルーになってくる母そして空気。
一瞬、家族みなに「もしかして、このドーナツが嫌な思い出のドーナツになってしまうのでは…」
という不安がよぎる。
と、その時、スピッツの着メロが!
「もしもし〜!あ〜ん!もうっ!あのね、あの例のドーナツ買ったのよ〜。だからね、届けに
いこうと思って〜。え?お金なんていらないわよ〜。でも食べ過ぎないでね!太っちゃうから!うふふ。」
と、ご機嫌な母。場に流れるほっとした雰囲気。
届けにいくといっても今日は、台風が来ている。まさかと思ったが、やはり今すぐに行くらしく
一緒について行ったのだが、
土砂降りの雨の中、母はLサイズのピザみたいなでっかい箱を抱えて、車から傘もささずにびしょぬれ
になってアキオ君の家までドーナツを届けて、ダッシュで車に戻ってきたのだった。
私は笑いを禁じ得なかった。
さぞかし、アキオ君のお母さんも「ドーナツごときで何事か!」と驚かれたことでありましょう。


と。家に戻り、愛する弟のパーティ。
その最中に、またスピッツの着メロが鳴り、メールが来た事を告げた。
「母ちゃん。メール来てるで〜。」と弟。キッチンにいた母は
「あー。そのメール読んで〜。」と。
そのメールはアキオ君のお母さんからだった。
「今日はドーナツ本当にありがとう!あっためて食べたら美味しかったわ〜。食べ過ぎちゃうと
よくないから、明日食べるのがまた楽しみよ☆ありがとう♪  だってさ。」
良かったね。ママ。
ちなみにアキオ君のおウチの人は皆太っている。でも今はそんなことはよしとしよう!