北国からの手紙

torippi2013-01-23

今年に入って、沢山雪が降りました。
まだまだ降るのかな・・・。
世の中が一面銀世界になって、全ての境界線がなくなってしまう。
わくわくするような怖いような不思議な感覚になります。
北から吹く風もとても冷たくて、北に住むおじいちゃんやおばあちゃん
、そして、あの人たちは、どう過ごしているかな?と、思いを馳せて
います。


そんなある日、3.11の震災後ボランティアで2度訪れた岩手にお住まいの、登山家であり研究家であるご夫妻の旦那様からお手紙を頂きました。
わたしが北アルプスに行ったときは山小屋からハガキを出したり、お正月には年賀状の交換するなどして近況を知らせあっていたのですが、今回頂いたお手紙は、厳密に言うとレポートでした。
最近、大学の講義で震災体験を発表する場があったとのことで、それを機にまとめた震災の体験談。そして、彼の考える災害対策に関してのレポートでした。


それは、体験した人にしか知り得ない、貴重なレポートで、これから生きていく人たちに伝えなくてはならない。という使命感を感じざるを得ないものでした。いや。このレポートでさえ、経験していない人間には決して分かることのないことだと思います。でも、断片を経験した者として、次世代に伝えなくてはならない。と感じています。


妊娠したからなのか、最近よく思うのは、次世代に伝えるべきことはきちんと伝えなくてはならない。大切なことは、ちゃんと言葉で、自分の行動で伝えなくちゃならないな。と、思います。
生きること、人と関わること、食べること、悲しむこと、悩むこと、楽しむこと・・・。自分が未熟な人間なのに、一体何が出来るだろう?と、思いもしますが、わたしも常に考えながら、悩みながら、楽しみながら、成長していけたら。と思います。


仕事で、まわりのせいでモチベーションがあがりにくい。なんていう話が先輩と話していてあがったけれど、結論は、モチベーションは自分で保っていかなくちゃいけない時だよね。と。確かにそう。まわりのせいにしてもしょうがない。まわりは変わらないから。自分のことは自分であげていかないと。簡単なことじゃないけど、そういう話が出来る仲間がいるのは有難いこと。まだまだ進めそうな気がします。