サムスン

torippi2007-05-25

私の名前はキム サムスンを観始めました。
役者のセリフにおける言葉の使い方が凄く上手くて、おもしろい。
展開はベタというか「ありえん。」の連続だけど、主人公のキム・ソナがいい味だしてて飽きることがない。
韓国の人は、ハリウッドの女優ばりに根性があるので、見ててきもちがいい。
(行き過ぎてひいちゃう時もあるけど。)
わたしの好きな映画の1つ「親切なクムジャさん」の、イ・ヨンエも物凄いよかった。
でも、スマスマのビストロスマップに出演したときほとんど料理を食べてなく、
つまんなそうにしていた・・・のは、なぜでしょう?
芝居になれば根性と女優魂に火がつくけどバラエティでは素でいくのでしょうか?
それとも出演前にお弁当食べちゃったとか・・・?ありえん。


そんなことはどうでもいいのですが、実は社内の韓流好き上司にロックオンされ、
わたくしのまわりは今、韓国ドラマのBOXにまみれているのです。
そんな上司の「キムサムスンはハッピーエンドじゃない。」という言葉にダウナー
になってしまった私は、「ハッピーエンドじゃなきゃこれからもう見ない!」
と意気込んで先に最終話を見てしまい、
そのことを話したところ「ありえねー。」と、物凄い勢いでいわれてしまい。。


たぶん「24」シーズン1のトラウマですね。
だって、こんな終わり方にすんなら見ないよ!って思ったんです。わたし。
実際はパーマーのシーンは、ほぼ早送りしていたしそんな熱心には見てなかった
んですが、なんだかな〜。って思ったんですね〜。
物語として完結してなさすぎ・・・(だから次のシーズンに続くんだけど。)
そういう意味とは別に、勢いでガ〜ッと見せて、ドキドキさせるだけっていう、
練られていない(とまでは言い切れないけど、人間を描くという意味での練りと
いう意味で。。)力技的なものは好きじゃないのです。
だから、富士急ハイランドの乗り物とか、「SAW」とか、好きじゃないんです。
ひたすら具合が悪い。


だけど、キムサムスンの最終話。すごくよかった。
韓国って儒教の国らしいのだけど、なんていうか仏教の諦観に通じるものがあって。
諦観って、諦めって意味じゃないんですよ。私の解釈では。
色々なことの悲しさとか汚さとか醜さとか、そういうことから目を背けない。
ってことなんです。そこが全てのスタートなんだな。と。
そこから何もしなければ、何もはじまらないんですけどね。
うん。よかったです。