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ママの辞書にはアンティークという言葉はない。

今日、部屋のすみに小さいバックを置いておいたら、
「なによ〜。コレ。また何か買ったの？！いくらしたの？！」と。
「ん？１万円くらいかな〜？」なんてお茶を濁していたら、
「高っ！！こんな古ぼけたバックなんかに、そんな大金出して！あんたは！」
「だって、これグッチだよ？」
「だからよ！！こんな古ぼけたグッチに１万円も出すなんて！信じられない！！」
「いや。もうこれと同じのは売ってないんだよ？」
「でもこれはただの使ってくたくたになったただのバックよ！！」

と、朝これから会社に行こうとしているまさにその時に、喧々囂々とまくしたてて
きますわ〜。