ジュンク堂書店

明日誕生日の友人に本を買いたくて、弟の仕事の本を買いたくて、
今日は友人との約束の前の束の間の時間、ジュンク堂に赴いた。


どうしても友人にあげたい本があって、ずっと探していた本がこの本屋で
やっと見つかり、電話でとりおいてもらっていたので、
あるはずの1階のカウンターで<実習生>のバッジをつけた大学生風の男の人に
取り置きの旨を告げてバックルームに取りにいってもらったんだけど、
全然見つからないらしく、相当待たされることに。
もし自分の虫の居所が悪かったら、心の中で「なによ〜。準備悪いな〜。」なんて
密かに悪態をついていたかもしれないけど、
対応してくれている店員さんも、隣でレジをうっているこれまた<実習生>の店員
さんも、とても感じがいい。
さらに、沢山いるお客さんが買っていく本を眺めているのも面白い。
日本酒関連の本を大量に買って行く30代くらいの男性をみれば「ああ。この人はこれから
居酒屋の店長になる人かな?」とか、
ジャンプ連載の漫画を買って行く大人しそうな女の子を見ると「この子は同人誌に漫画描いたり
してんのかな?」とか、勝手にいろんな想像を巡らしている。


そうこうしているうちに、汗をかきかき笑顔で「お待たせしました!」と<実習生>が来て
本を持って来てくれ、ほっとしてプレゼント用の包装をお願いすると、「サービスカウンターへ
お願いします!」と案内してもらったので、すぐ後ろのサービスカウンターへ。
わたしは、その友人にはカッチリ包装した本をプレゼントするのは、なにか違うな。と思っていたし、
読んでもらいたいページにおこがましくも(笑)付箋を貼りたいって思っていたので、
カウンターの若い男性に、「何かちょうどいい大きさの袋を下さい。」と、お願いしたら、
全くの不意打ちで、ずらーっと、色々な柄&色々な大きさの袋が出て来た!!
小学生の頃ファンシーショップでえんぴつと練りけしをつつんでもらったような、
あどけないうさぎの柄の袋とか、絵本のさつまいも君の柄の袋とか、綺麗な花柄の袋とか…。
なんともいえない高揚感で、わくわくして眺めていると、ベテランのおばさま店員が、
「もっと違う大きさの袋もありますよ?」と。
「もしかして、こちらで作ってらっしゃるんですか??」と訊ねると、
「そうですよ。もしお時間がおありでしたら、お好みの柄で、お好みの大きさの袋、おつくりしますよ?」と。
…密かに感動してしまった。
こういう全国チェーンのマンモス書店が、こんな繊細なサービスをされているとは…。
素敵なことだな〜。と感じいってしまい、作っていただくことは遠慮して、ちょっと大きいけれど
気に入った柄の袋と、凄く気に入った柄の袋もついでに頂いてしまい、
気持ち良くお店を後にしました。


そして、家に帰り、本に付箋を貼って、袋に入れて、お気に入りのシールで封をしました。
とても満足のいく出来。
あとは、友人の喜ぶ顔が見れたら…、自分にとっても最高のプレゼントになりそうです。