目覚めよ☆勘違いパワー

torippi2008-10-16

昨日は、高校の時からの親友と遂に「セックスアンドザシティ 劇場版」を見にいってしまいました。
大学の時から、TVシリーズを見ていて、よく親友とは「ロデオマシーンに乗って振り回されていたシーンのミランダはウケる。」とか、「あのシーンのサマンサの台詞はウケる。」とか、基本的に面白いシーンをチョイスしては、共感しあってげらげら笑っていたのです。
が、映画はTVシリーズよりよりポップによりセンシティブになっていて、ユーモアセンスも健在。
さらには、役者がばしばし巧くなってるので、多分脚本を読んだだけじゃ感動できないようなシーンでもぐっとくるシーンに仕上がっている。もちろん脚本の出来もとてもよい。こういう落とし前をつける、ゴージャスな映画脚本てなかなか日本にはないから、うむむ。さすがはハリウッドだわ。とアメリカ映画の醍醐味をまた見てしまった・・・。と思わざるを得ない。
TVものの映画化とはいえ、まさに映画ならではの良さが発揮されている佳作。
それを思うと、なぜか特命係長只野仁は映画化されるみたいだけど・・・(笑)
この作品の良さが大きなスクリーンでの表現に適しているのかはてしなく謎。
でも壮大なスケールの冗談はきらいじゃないです(笑)


それはそうと・・・。
よく言うことで、いい映画っていうのは、劇場を出たら風景が違って見えるような映画のこと。と。
つまり「勘違いパワー」と私は名づけているのですが、それは小学生の頃からの体験でも納得。
で、この映画って、その視点から見てもいい映画なんじゃないかな?と。


この作品を見る99%を占めているであろう女性、きっとどこかしらで登場人物に共感をしていて、
元気をもらっていて、なんとなくキャラクターと自分を重ね合わせたり重ねあわさなかったり・・・。
してんじゃないかな??(それだけ普遍的な問題や、「今」を生きている普遍的な人間の心境を切り取っているという点で天晴な脚本だ!と思う。)
どことなく、劇場から出るお客さんの様子とか見ていると、闊歩してますもん。夜の六本木を闊歩してましたもんね。
しかも妹から得た情報(真偽は不透明。)によれば、女性4人でカフェバーみたいなところで、酒を飲みながら過激な本音トークを繰り広げる・・・。というセックスアンドザシティの真似事をする人々がいる。と。
かく言う妹は女友達4人で旅行に行って、「誰がどのキャラクターかなんて話してるから面倒くさい。面倒だから自分はサマンサということにした。」なんていうことを言っていて、この妹にしてこの姉ありだな〜。と笑ってしまったのですが(笑)
そういうことをさせてしまう、この「勘違いさせるパワー」という、作品力は本当に凄い。
「勘違いパワー=元気パワー」うん。いい作品だ。
怪獣映画を見て、怪獣が襲ってくるんじゃないか。って怖くなったり、ホラー映画を見て、夜トイレに1人でいけなくなったり、エスパー映画を見て、自分も魔法を使えるような気がして試してみたり・・・。そうゆうコドモの頃に特に強く持っていた(今もここまではしなくとも、がらっと自分の意識がカラフルになるような…)「勘違いパワー」を復活させてくれる凄い映画だ。


親友とビールを飲みながらお互いの近況を語り合ったり、お誕生日のプレゼントにフォトフレームと入浴剤をプレゼントして喜んでもらったり・・・。気の置けない素敵な時間を過ごしたのですが、
深夜メールが。
<いつも下らない話をちゃんと聞いてくれて、いつも味方でいてくれてありがとう!←早速『SEX&〜』の影響か?!(笑)>という内容。そしてジーンとする私・・・。
むふふ。私も親友もご多分に漏れず「勘違いパワー」が炸裂しております。
ビバ勘違いパワー。ビバセックスアンドザシティ。