青汁

風邪がよくならず・・・
会社を早退して、家でコロコロしながらTVを見ていたら、
『ここは、荒川が流れる静かな下町・・・葛飾区・・・』というドキュメント調のナレーションが始まり、
「あれ？近所だわ。」と。ぼんやり見ていた意識を、カッ！と集中。

内容はこんな感じ。
ガラスとかの研磨職人さんが、苦労しつつも仕事が軌道に乗り始め、奥さんと結婚。
そして2人の男の子を出産。
順風満帆にみえたのもつかの間、時代の波のしわ寄せが来て、仕事が減り、
長男も難聴になってしまう病に冒されてしまう。
自殺をしようと思う妻。それに気付いてあげられなかったことで自分を責める夫。
夫は家族を支えようという一心で働く。そんな矢先、知人から「せっかく技術があるんだから、証明の装飾のほうをやってみないか。」というアドバイスで一念発起。
試みたところ、軌道に乗り始めた。
さらに長男もハンデを抱えながらも工場を支えて頑張って働いている。
そして夫は思った。「元気があれば、何でも出来る」のだと・・・。

『ふーん。大変だな〜。偉いな〜。』
なんて、ママが伊勢丹の北海道物産展で購入してきた＜サクサクカプチーノ霜だたみ＞をボロボロこぼしながら食べていたら、
不意にどこからともなく現れたママが、背後から、

「それ、青汁だから。」
と、一言。

ハテ？
脳が話を生理整頓しないまま、ぼんやりＴＶを見ていたら、
タイミング良く、工場のおっさんがペットボトルに入ってる青汁をグビグビ飲み始めたではないですか。
しかも下には「これで健康！元気があればなんでもできる！！」なんてゆうテロップが。。

!!!!!・・・だまされた・・・。（本当は騙されたとかいう話じゃない（笑））
なんとゆう壮大なＣＭをするんだ。青汁よ。

しかもこの夕方のニュース時のタイミングに。あえて勘違いするようなＣＭを。
工場のおっさんを見せたいのか、青汁を売りたいのか一瞬わからなくなってしまうような壮大なＣＭ。

ママ曰く、「わたしも３回も騙されたんだから〜!!!さすがに３回目はみいけ君（弟）に注意されて途中で気がついたけどネ！テヘへ。」
・・・恐るべし青汁。世の中どんなトラップがあるか分かりません。