いまさらレッドクリフ

torippi2009-07-22

いまさらながら、レッドクリフパート1を鑑賞した。
頂いたDVDをやっと開封したのだ。
深夜に弟と、爆笑してしまった。面白かった。 まさに、「メンバー紹介!」って感じなのだが、やっぱり戦国の戦モノは燃える。メチャクチャ強い武将達がいて、キャラごとに10分づつ位メチャクチャ派手に戦って、コネタエピソードが合間に挟まって行き、赤壁の戦いまでを追って行くという物語。が、パート1。 ライブがあったとして、ちょっとさわりがあって、ソロのアドリブが延々と続き、またちょっと軽く演奏があって、盛り上がってきたところで、次のステージに続く…という感じ(?)


武将たちの戦闘シーンはありえない!っていう戦い方(のエピソードが・・・)して笑えるし(特に、張飛が面白い。(笑)気合の雄叫びとともに、素手で馬をなぎ倒し、10対1で槍を向けられても、素手で槍をぶっ壊す。でも、他のキャラもおんなじ感じ。(笑))、ハリウッド映画のお約束ともいえるラブシーンは若干あるものの、人物の過去や心情に添って話を展開させるというお約束はいっさいない。登場人物達の目的はただ1つ。で、それに関しての葛藤などは一切ない。なので分かりやすいといえば、分かりやすい。
例えば、このネタを使って自らがもし自分が初監督・脚本作品を作るとしたら「映画のセオリーが解ってないと思われるんじゃないか?単純すぎるんじゃないか?」って不安になってこうゆう映画ってなかなか作れないと思う。 しかし、そこはジョン・ウー。そのキャラクターの見事な身のこなしの演出や、その人物そのものをダイナミックな映像で描く。お約束の白いハトなんかも出て来たりして。なんだかんだ、見ている方も、その熱気で入り込んでしまうのだ。 うん。面白い。無駄なとってつけたようなエピソードもなく、潔い。まぁ。でも三国志といったら、もう有名な史実だから、そうゆう必要もなかったのかな。


あと、金城武ってすごい人なんじゃないか。って今更思った。
なんか日本語使う映画はちょっとヘン?って今まで思ってたけど、K20での弱さと逞しさのバランスとかぐっときたし、彼の孔明はカッコ良すぎてサラっとし過ぎるけど、素敵だな。と思った。


これは映画館で観るべきだったな。ほんと。
弟は早速横山光輝三国志全巻買いにブックオフに行ってました。